盤面整理のやり方|人狼の内訳を書き出して人狼を絞る手順
この記事の結論
- 盤面整理は、名乗り → 占い結果 → 吊りと襲撃 → 残りの人数 の順に書き出すことから始める
- 名乗った人の内訳(誰が本物で、偽物は人狼か狂人か)を、ありうる形ごとに並べる
- 最後に「自分から見て人狼がいる場所」を1か所に絞り、そこから吊り先を考える
盤面整理とは
盤面整理とは、それまでに出た情報(誰が何を名乗ったか、どんな占い結果が出たか、誰が吊られて誰が襲われたか)を整理して、人狼がどこにいるかを考えることです。「視点整理」と呼ぶこともあります。
人狼は情報が多いゲームです。発言を追っているうちに、誰が何を名乗ったかさえあやふやになることがあります。盤面整理は、その情報を一度きれいに並べ直して、推理の土台を作る作業です。上手な人ほど、頭の中でこれを毎日やっています。
慣れないうちは、紙やメモアプリに書き出すのがおすすめです。書き出すだけで、見落としていた矛盾に気づくことがよくあります。
盤面整理の手順
ここでは6人村(人狼1・狂人1・占い師・騎士・村人2)を例に、2日目の朝の盤面を整理してみます。
ミナ占いCOロイド○ グレン○
セシル占いCOあなた○ グレン●
グレンミナ○ セシル●
あなたセシルから○
ロイド襲撃ミナから○
リタ追放
まず、名乗りを書き出す
最初に、誰が何の役職を名乗ったかを書き出します。この盤面では、ミナとセシルが占い師を名乗っています。騎士はまだ誰も名乗っていません。
名乗りが重なっているところ(この盤面なら占い師の2人)には、必ず偽物がいます。ここが推理の出発点です。
次に、占い結果を書き出す
それぞれの占い師が、誰にどんな結果を出したかを書きます。
- ミナ:ロイド○、グレン○
- セシル:あなた○、グレン●
ここで、グレンにはミナから白、セシルから黒と、結果が割れています。白と黒の両方を出された人は「パンダ」と呼ばれます(白・黒・パンダ・確白とは)。パンダが出たということは、どちらかの占い師が嘘をついているということです。
吊りと襲撃を書き出す
次に、誰が吊られ、誰が襲われたかを書きます。1日目にリタが吊られ、夜にロイドが襲われました。ゲームが続いているので、吊られたリタは人狼ではありません(この村の人狼は1人です)。襲われたロイドも、人狼ではありません。
残りの人数と、吊れる回数を数える
生きているのは、ミナ・セシル・グレン・あなたの4人です。この村では、今日吊って3人、夜に襲われて2人になると狼の勝ちなので、村が吊れるのはあと1回です(吊り縄の数え方)。今日で人狼を当てないといけません。
内訳を考える
情報を書き出したら、次は「名乗った人の内訳」を考えます。内訳とは、名乗った人の本当の役職の組み合わせのことです。
この盤面で人狼がいる可能性があるのは、生きている4人のうち自分以外の3人(ミナ・セシル・グレン)です。占い師の片方は本物なので、ありうる形を並べると次のようになります。
ミナ占いCO真グレン○
セシル占いCO偽人狼グレン●
グレンミナから○
あなた村人
ミナ占いCO偽狂人グレン○
セシル占いCO真グレン●
グレン人狼セシルから●
あなた村人
ミナが本物なら人狼はセシル、セシルが本物なら人狼はグレンです。つまり、「どちらの占い師が本物か」を決めれば、吊るべき人が決まる盤面だと分かります。ここまで整理できれば、あとは決め打ちの材料を探すことに集中できます。
材料を当てはめる
最後に、内訳のどちらがより自然かを、材料から考えます。
- 人狼は、本物の占い師の白先を襲いたくなります。ロイドはミナから白をもらっていましたが、襲われたロイドは「ミナの白」でした。人狼がミナの情報を減らしにきたとも考えられます
- 逆に、セシルの白先のあなたは襲われていません
これだけで決まるわけではありませんが、盤面整理をしておくと、材料がどちらの内訳を支えているかが分かるようになります。襲撃の読み方は噛み筋の読み方で、投票の読み方は票筋の読み方でくわしく説明しています。
メモの書き方の例
盤面整理を続けるには、書き方をいつも同じにしておくと楽です。たとえば次のように、1日ごとに1行ずつ書き足していきます。
- 役職の名乗り:占=ミナ・セシル 騎=なし
- ミナの結果:ロイド○ → グレン○
- セシルの結果:あなた○ → グレン●
- 1日目:リタ吊り(村側) 夜:ロイド噛み
- 2日目の朝:生存4人、あと1回吊れる
このように書いておくと、「グレンの白黒が割れている」「ミナの白先が噛まれた」といった点が一目で分かります。ゲームのログを見返せるアプリなら、朝ごとにログとメモを見比べるだけでも、整理の精度が上がります。
慣れてくると、メモを見なくても頭の中でこの形が作れるようになります。そうなれば、議論の最中に新しい結果が出ても、すぐに内訳を組み直せます。盤面整理は、特別な才能ではなく、手順の練習で身につく力です。
よくある失敗
- 印象から考え始める:「あの人は話し方が怪しい」から入ると、内訳の形を見落とします。まず事実を書き出し、印象はあとで当てはめます
- ありうる形を1つしか考えない:内訳は必ず2つ以上並べてみます。自分が信じている形以外も書き出すと、見落としに気づけます
- 吊れる回数を数えない:残り1回か2回かで、取るべき作戦はまったく変わります。毎朝必ず数えます
よくある質問
盤面整理と視点整理は違うものですか?
ほぼ同じ意味で使われます。「視点整理」は、特に「自分から見て」誰が人狼の可能性があるかを整理することを強調した言い方です。
盤面整理はいつやればいいですか?
毎朝、新しい占い結果や襲撃の結果が出たときにやるのが基本です。ゲーム中に時間がなければ、名乗りと占い結果だけでも書き出しておくと、あとで役に立ちます。
盤面整理を発言した方がいいですか?
村人なら、整理した内容を短く発言すると、村全体の推理がそろいやすくなります。ただし長すぎると議論の時間を使ってしまうので、「人狼がいる可能性があるのはこの3人」のように、結論を中心に伝えるのがおすすめです。


